名古屋市交通局は今月22日、地下鉄全線24時間乗車券を令和元年5月27日(月)始発から販売すると発表しました。
今回は、この新しく発売される地下鉄全線24時間乗車券について、現行の一日乗車券と比較してみようと思います。
地下鉄全線24時間乗車券の特徴
有効期間
有効期間は、名前にもあるように最初に自動改札機に投入した時点から24時間です。
例えば、午前10時に最初に自動改札機に投入した場合、翌日の午前10時まで使うことが出来ます。
券面のデザイン
現行の一日乗車券は横型のデザインですが、新しく発売される地下鉄全線24時間乗車券は縦型のデザインになっています。
(名古屋市交通局HPより引用)
地下鉄全線24時間乗車券の概要
料金
料金は大人740円、小児370円です。これは現行の地下鉄全線一日乗車券と変わりません。
通用区間
使える区間は名古屋市交通局の地下鉄全線です。相互乗り入れをしている名鉄犬山線・豊田線やあおなみ線、ゆとりーとラインでは使えません。
有効期間
先述の通り、最初に自動改札に投入した時から24時間以内です。
また、券売機で購入した場合、その日の終電までに使い始めないと、翌日以降無効になってしまいます。
ただ、購入当日以外の日に乗車する場合は、駅の改札窓口、駅長室、交通局サービスセンターで任意の日に使える地下鉄全線24時間乗車券を購入することが出来ます。
現行の地下鉄全線一日乗車券との比較
ここでは表にして、現行の地下鉄全線一日乗車券と比較してみたいと思います。
地下鉄全線一日乗車券(現行) | 地下鉄全線24時間乗車券(新発売) | |
料金 | 大人740円、小児370円 | |
通用区間 | 名古屋市交通局地下鉄全線(相互乗り入れ名鉄線除く) | |
有効期間 | 最初に自動改札に投入した時から終電まで | 最初に自動改札に投入した時から24時間以内 |
翌日も使えるか | × | 〇(利用開始から24時間以内であれば) |
こうしてみると、新しく発売される地下鉄全線24時間乗車券の方がメリットが多そうですね。
例えばこんな使い方が?
名古屋に午後到着された方にとっては、現行の地下鉄全線一日乗車券はその日の終電までしか使えないので不便でしたが、新しく発売される地下鉄全線24時間乗車券は翌日も使うことが出来るのでお得と言えますね。
他の事業者との比較・まとめ
東京メトロ
東京メトロは東京メトロ24時間券を販売しています(大人600円、小児300円)。
修学旅行等学生団体向けの東京メトロ学生用24時間券もあります(300円)。
また、都営地下鉄には24時間券はありません(一日乗車券はあります)。
東京メトロは24時間券を導入して売り上げが増えたそうです。
Osaka Metro
Osaka Metroには24時間券の設定は無く、一日乗車券のみとなっています。
まとめ
今回は、名古屋市交通局が新たに発売する地下鉄全線24時間乗車券についてでした。
東京メトロのように、売り上げが増えるのでしょうか?
利用者目線から考えると、翌日も使うことが出来るのはお得ですね。
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