弘前にある革製品の名店、亀屋革具店でビジネスバッグをオーダーしてきました。
今回はその記録です。
亀屋革具店とは
亀屋革具店は、青森県弘前市にある革製品の製造・販売を行っている工房です。
お店の方曰く、100年以上の歴史があり、昔は馬具を製造していたようですが、時代に合わせて鞄や小物といった革製品の製造へシフトしたそう。その経緯が似ているとして、「東北のエルメス」と称する人もいるとかいないとか…。
下の写真は戦前に陸軍へ納入していた肩掛け鞄で、80年以上経った今でも形が崩れていないのを見ると、亀屋革具店の技術力の高さがわかります。
実際に行ってきた
訪問
JR東日本パスを利用した北東北の旅のメインイベントとして、亀屋革具店の訪問してきました。
お店は弘前駅からタクシーで10分、徒歩でも20分程度です。
店内
以前は歴史を感じる店内だったそうですが、今はスタイリッシュな店内となっています。
鞄や財布といった革製品が展示されています。
大体価格は財布で3万円~6万円、鞄で4万円~といったところでしょうか。
キーホルダー、名刺入れとった小物類も取り扱っています。
キャンバス地(おそらく)を使用したバッグなんかもあります。
非常に珍しいのが、青森県産の馬革を使用したコードバンなどの製品(画像下方)。世界でもここだけにしか無いのでは…。ちなみにお値段はコードバンの長財布で10万円強でした。
ビジネスバッグをオーダー
さて、次は本題のビジネスバッグのオーダーです。
元々自分がここを知ったのは以下の記事。
当該記事で紹介されていたビジネスバッグの造形美に惚れ、いつかはオーダーしたいと思っていました。
店頭に展示されていたビジネスバッグは以下の2種類。
どちらのバッグも美しいですが、当該製品について伺ってみると、オーダー可能とのことだったのでそちらを選択しました!
ちなみに、内装は基本的なパターンは決まっているものの、何を入れるかによってポケットの種類や数を選べます。
参考までに中はこんな感じ(自分が選んだ型のバッグでは無いですが、内装は変わらないとのことです)。
自分がオーダーした型では、フラップを外に出してマグネットで固定する形になります。
革の色も選べます。色は6色、自分は無難な黒にしました。
ステッチ・コバの色も選べます。
コバはナチュラルか黒、ステッチはベージュ(ほとんど白)・青・赤から選択可能です。
自分はコバをナチュラル、ステッチは手縫いが目立つようにベージュでお願いしました。
ちなみに納期は…来年4月末とのこと。ネットの記事では1年待ちとの記載もあったのですが、実際は約半年になりそうです。完成次第送っていただけるそうです。
約1時間、お店の方とお話ししながら楽しくオーダーすることができました!
あ、今回のバッグで価格は97,500円(税込)です。お支払いは「出来上がってからお代をいただいた方がテンションが上がる」とのことで代引きを選択。ハンドメイドのオーダーバッグで10万円切るのはかなり破格では無いでしょうか?
まとめ
今回は亀屋革具店でビジネスバッグをオーダーするエントリでした。
ネットオーダーができないため、直接店舗に出向く必要がありますが、その価値に見合う体験でした。完成品が届き次第、また投稿します。
皆様も機会があればぜひ…。
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