五能線フリーパスというJR東日本のお得な切符があります。今回はこの五能線フリーパスについてまとめてみたいと思います。
五能線フリーパスとは?
五能線フリーパスは、JR東日本の秋田エリア・フリーエリアで販売されているお得なきっぷで、フリーエリア内のJR線(五能線全線、奥羽本線:秋田~東能代、弘前~青森間)が二日間乗り放題の切符です。快速列車の普通車指定席には指定席券を、特急つがるには自由席もしくは指定席特急券を別に買うことで乗車できます。価格は大人3880円、小児は1940円です。
五能線フリーパスはリゾートしらかみの旅に最適!
さて、この五能線フリーパスですが、前回ご紹介したリゾートしらかみを利用するのにはうってつけの切符です。
フリーエリアがリゾートしらかみの運行区間と同じ!
まず、フリーエリアがリゾートしらかみの運行区間と一致。
(JR東日本公式HPより引用)
リゾートしらかみは秋田~(奥羽本線)~東能代~(五能線)~川部~(奥羽本線)~弘前・青森を運行する列車なのでちょうど一致していますね。
価格もお得!
さらに価格においても非常にお得な切符です(消費税率8%の時です)。
例えば、秋田→青森をリゾートしらかみで往復すると通常9020円(往復運賃)+指定席券1060円(通常期往復分)で合計10080円かかってしまいます。
しかし五能線フリーパスを使えば五能線フリーパス3880円+指定席券1060円(通常期往復分)で合計4920円と、通常の場合と比べて5160円も安くなっています。片道利用では得をしませんが、往復利用、途中下車でフリーエリア内を移動する場合は、お得な切符と言えます。
通常 | 乗車券(往復) | 指定券(往復) | 合計 | 差額 |
9020 | 1060 | 10080 | 5160 | |
五能線フリーパス利用 | 五能線フリーパス | |||
3880 | 4920 |
五能線フリーパスの注意点!
このように便利な五能線フリーパスですが、注意点も。
まず有効期限が二日間であること。二泊での旅行には使えないのが注意です。
また、一日目に秋田→青森をリゾートしらかみに乗り、二日目に青森→秋田を特急つがるで移動といった場合に、フリーエリア外である東能代~弘前間の乗車券は別で買う必要があります(特急券は青森→秋田で大丈夫です)。車内検札で乗車券を持っていないと、車内で清算する必要があるかもしれません(不正乗車とみなされる可能性もあります)。切符は正しく買いましょう。
モデルプラン
今回、この五能線フリーパスを用いた簡単なモデルプランを考えてみました。
1日目
秋田→十二湖→ウェスパ椿山
秋田から十二湖へ移動し、青池などの十二湖をめぐり、そしてウェスパ椿山へ移動し不老不死温泉を楽しみます。
2日目
ウェスパ椿山→弘前or青森or秋田
深浦から弘前、青森へ移動します。新幹線で東京へ戻る事を考えてもどちらでも選択できると思います。
弘前城は桜が有名なので行かれてみてはいかがでしょうか。
青森にも見どころがたくさん有ります。
味噌カレー牛乳ラーメンも有名ですね。青森駅からすぐの「味の大西」が有名だと思います。
もしくは秋田へ戻るという選択肢もありでしょう。
いずれにせよ、五能線フリーパスを利用すれば、効率的に秋田~青森を存分に楽しむことが出来ると思います。
JR東日本秋田支社のHPが五能線の旅の手助けになるので、一度参考にされてみてはいかがでしょうか。
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