今回は「1度は乗ってみたいローカル線」と称される五能線を走る臨時快速リゾートしらかみについて書こうと思います。
リゾートしらかみとは?
リゾートしらかみは、秋田~弘前・青森間を走る臨時快速列車です。秋田~東能代・川部~弘前・青森間は奥羽本線を、東能代~川部間は五能線を走行します。
(JR東日本秋田支社HPより引用)
ちなみにリゾートしらかみは全車指定席の列車なので、乗車の際は乗車券の他に指定券(520円、閑散期は320円)が必要です。
また特急・急行のような優等列車ではないので、青春18きっぷのシーズンには、18きっぷ利用者の姿も多いとか。貴重な秋田~青森を通しで走る列車ですからね…。
また、リゾートしらかみの利用には、お得な「五能線フリーパス」も便利です(後述)。
リゾートしらかみの魅力とは?
リゾートしらかみは秋田~青森を約5時間かけて走る列車です。はっきり言って、速達性には到底奥羽本線の特急「つがる」には及びません。ですが、この列車には多くの人が乗りに来ます。なぜなのでしょうか?
そもそも車内が快適
リゾートしらかみ「青池」「橅」編成に使われるHB-E300系は新造車なので、まだまだ新しい車両で快適です。「くまげら」編成に使われるのはキハ40系を改造した車両です。国鉄時代の車両ですが、きれいに改造されてほとんど変わりません。
シートピッチも広く、ゆったりとしています。また橅編成には車内に売店もあります。青池・くまげら編成では車内販売のワゴンサービスがあります。
またコンパートメント席も有ります。
画像は青池編成のコンパートメントです。進行方向の海側に配置されています。四人一組ですが、指定券のみで乗車できるため、非常に人気が高いです。
また先頭車両はガラス張りで、運転席を通して前方の景色を見ることができます。
途中でのアクティビティ
リゾートしらかみは秋田~青森間を約5時間かけて走りますが、実際はトータル一時間弱途中の駅で停車しています。この停車している間に、駅のホームで様々なアクティビティが催されます。例えば、夏の東能代駅では「流しじゅんさい」のイベントが行われていました。
能代駅では「バスケの街」ということでホームにバスケットボールのゴールが設置してあり、乗客はシュート体験が出来ます。シュートすると記念品が貰えます。これは記念品の木でできたはがきです。
また千畳敷駅では途中下車して千畳敷海岸を散策できます(できない運行もあります)。
車内では津軽三味線の生演奏などが開催される運行もあり、乗客を飽きさせません。
魅力的な沿線の観光と景観美
五能線は海沿いを走る路線のため、窓からの眺めが素晴らしいです。
また沿線には「青池」「白神山地」などの名所があり、途中下車してのんびり観光も楽しいのではないでしょうか。
リゾートしらかみの旅に便利でお得な五能線フリーパスについては下の記事を。
というわけで、今回はリゾートしらかみについての記事でした。
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